2007/01/17

詩の朗読について









茂木さま,

昨年の大晦日に頂いた詩 "An Ode to the Potentially Infinite" を読みながら,いまスコアを書きつつあります。

茂木さんの詩の朗読は,オーケストラの中に入って,語って頂くつもりでいたのですが,詩を読みながらいろいろと考えていて,ちょっとだけ演出をしてみようとひらめきました。

昨年,初演場所のいずみホールをじっくり見させて頂いたのですが,ウィーン楽友協会を思わせるこの美しいホールは,ステージ以外にもいろいろ工夫があります。

茂木さんに書いて頂いたこの詩,私には時空の飛翔を強く感じるのですね。そこを時間(つまり音)だけでなく空間的にも表現できないかなって考えています。

それで,茂木さんには,演奏中に神出鬼没に移動してもらおうかなっと。Wandering Mogi!

楽器をいろんな場所に配置するアイディアはもうかなり使い尽くされているのですが,ひとりのナレーターが移動するというのは,ほとんどないのじゃないかと思います。歌曲ならありますが。

でも,考えなくてはならないことがたくさんあって,うまくコンポジションできるかまだ分かりませんが,このブログ,創作過程を公開するという意味がありますので,結局は実現しないかもしれませんが,私の思考の過程としてアップしました。江村哲二

写真:いずみホール(ホールの許可を得て2006年5月22日に江村が撮影)

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