2007/03/11
動線の確認
記者会見に先立って,現場のいずみホールにて,茂木さんの動線の確認を行う。
茂木さんに書いて頂いた英詩を,茂木さん自身の朗読によって進行するこの新作。茂木さんはステージ上に居るだけでなく,ホール内を神出鬼没に移動し,そこで詩の朗読を行う。
朗読とオーケストラのためのこの作品は,伝統的な協奏曲(Concerto)の形態ではあるが,それは協奏,競奏ではなく「共創」Co-creationという概念を導入しようと思っている。それは武満さんの《ノヴェンバー・ステップス》という名作にそのヒントを頂いている。
つまり両者は協奏するわけでもなく競奏するわけでもなく並列して存在しているのだ。頂いた英詩を複数に分割し,管弦楽の中に楔(wedge)のようにそれが切り込んでいく。それも生々しい作家自身の肉声によってだ。
茂木さんがステージの背後を移動している間はオーケストラが演奏しているわけであるが,ストップウォッチを持って,構想した移動経路を実際に歩いてみる。
息切れしない程度にかつその位置に着いて心のゆとりを持つことができるように,かつ指揮者からのキューを上手く捉える事ができるように,加えて,暗い中で朗読のための照明はどうするか,ピンスポットを使うのか,ステマネとどのように連携させるか,なんて考えなければならないことがたくさんあって,どんどんワクワク楽しくなっていく自分に気が付く。このところずっと部屋に籠って五線紙と対峙していたから,やっぱり現場に来るととても嬉しいのだ。
一通り済ませて記者会見会場のホテルへ向かう。指揮の齋藤一郎さんも到着。筑摩書房の伊藤笑子さんも来て下さる。新幹線の時刻を聞いていなかった茂木さんを心配するが,開始予定時刻前にはきちんと到着。
多くの新聞記者さんの前で,茂木さんとの出会いや今回のコラボレーションについて詳しくお話する。茂木さんも私の作品のことや私自身のことそして創造ということ対する「気合い」についてお話して下さった。質疑も多くあって,フォトセッションをやって,とてもいい雰囲気で無事終了。
茂木さんに書いて頂いた英詩を,茂木さん自身の朗読によって進行するこの新作。茂木さんはステージ上に居るだけでなく,ホール内を神出鬼没に移動し,そこで詩の朗読を行う。
朗読とオーケストラのためのこの作品は,伝統的な協奏曲(Concerto)の形態ではあるが,それは協奏,競奏ではなく「共創」Co-creationという概念を導入しようと思っている。それは武満さんの《ノヴェンバー・ステップス》という名作にそのヒントを頂いている。
つまり両者は協奏するわけでもなく競奏するわけでもなく並列して存在しているのだ。頂いた英詩を複数に分割し,管弦楽の中に楔(wedge)のようにそれが切り込んでいく。それも生々しい作家自身の肉声によってだ。
茂木さんがステージの背後を移動している間はオーケストラが演奏しているわけであるが,ストップウォッチを持って,構想した移動経路を実際に歩いてみる。
息切れしない程度にかつその位置に着いて心のゆとりを持つことができるように,かつ指揮者からのキューを上手く捉える事ができるように,加えて,暗い中で朗読のための照明はどうするか,ピンスポットを使うのか,ステマネとどのように連携させるか,なんて考えなければならないことがたくさんあって,どんどんワクワク楽しくなっていく自分に気が付く。このところずっと部屋に籠って五線紙と対峙していたから,やっぱり現場に来るととても嬉しいのだ。
一通り済ませて記者会見会場のホテルへ向かう。指揮の齋藤一郎さんも到着。筑摩書房の伊藤笑子さんも来て下さる。新幹線の時刻を聞いていなかった茂木さんを心配するが,開始予定時刻前にはきちんと到着。
多くの新聞記者さんの前で,茂木さんとの出会いや今回のコラボレーションについて詳しくお話する。茂木さんも私の作品のことや私自身のことそして創造ということ対する「気合い」についてお話して下さった。質疑も多くあって,フォトセッションをやって,とてもいい雰囲気で無事終了。